日々思うことを気ままに綴ってみました。
震災で、例年より縮小して始まった光前寺の桜のライトアップ。
まだほんの少しの花しか開いてはいませんでしたが、１６日 予定通り「桜の会Ⅴ」を披きました。
思いがけぬ自粛ムードの中 お客様はどれだけ来ていただけるのか心配ではありましたが、この日に向けて丹念に調整したのですから、あとは自分の蓄えた力を出し切るだけとの思いで本番に臨みました。
いつも支えてくれるスタッフに安心してすべてを任せ、私は演奏だけに専念することが出来、お客様も真剣に耳を傾けて下さいました。
幸延先生の舞踊・舞には、誰もが感嘆の声をもらされました。
快くご出演いただき、見事な舞台をご披露下さった幸延先生、ありがとうございました。夢のような時間でした。
遅い遅い、今年の桜。
昨日あたりから、やっとちらほら咲き始めました。
今週末の演奏会は 少し標高が高い場所ですが、「桜の会Ⅴ」なのですから 何とか咲いて欲しいものです。
遠くからわざわざ来て下さるお客様を 見事な桜でお迎えしたいのです。
公私にわたり何かとお世話になっている岡谷カノラホールの方からの突然の依頼で、落語会の前のロビーコンサートで演奏してきました。
もう随分前からの友人の尺八吹き中村さんと 一緒に何が演奏できるかと相談し、六段と千鳥・各々ソロ曲を務めてきました。
中村さんとは、長野オリンピックの時にも二人で演奏しましたので、何の心配もなく 大変気持ちよい時間となりました。
お世話になっている駒ヶ根光前寺で、檀家ご婦人方のご詠歌の会の皆さんが お筝でご詠歌を弾く事を目的に昨年からサークルとしてお筝を練習しています。
私はお手伝いでご指導させていただいているのですが、今回会合で初めてご披露するとのことから、今日は全員での「さくらさくら」の練習をしました。
日ごろから大変熱心な皆さんで、この数カ月の練習の成果は大したものです。
皆さんの真剣に演奏する「さくらさくら」を聴いていたら、その美しさに思わず涙が溢れました。
この度の地震で避難されている皆さんに聴かせてあげたいと思うほど 心に沁み込む美しい「さくらさくら」でした。
５日振り、やっと桜の会の練習をする気になりました。
これは偶然なのか…久しぶりに演奏したいと演目に加えた「遠野」。今回の大地震で亡くなられた岩手の方々への追悼の曲となるのでしょうか。練習しながら、この５日間何度もテレビに映し出された悲惨な光景と成す術もなく立ち尽くす人々の姿が目に浮かび、涙が溢れました。