湯島天神絲遊の会、たくさんの方のお力添えによって 終える事が出来ました。
４０年程前からよく歩いたその界隈は、ビルが立ち飲食店が様変わりもしていますが、十代の頃から通ったお箏屋さん（伏見屋楽器店）とその斜向かいの黒門小学校だけは、今もその昭和の佇まいで そこだけタイムスリップしたかのように出迎えてくれます。
そこで買った地歌三絃を今回も使いましたょ。
昨日は、娘が今年の母の日にプレゼントしてくれた髪留めをし、自分はもう着ないからと着物好きの友達がくれた夏物の涼しげな小紋に身を包み、これも別の長唄先輩から頂いた鮮やかで品の良いオレンジ色の夏帯に この会場近くにある鈴の屋で昔母が揃えてくれた夏物の帯揚げと帯締め。
色んな人のぬくもりを纏って、東京で演奏する時はいつも来てくれる昔の箏友達が譲ってくれた象牙の箏柱とお爪を使い演奏しました。
良い音だったと皆さんに褒められましたょ。
馬生師匠がご紹介下さった湯島天神の会場は、生の音がよく響いてくれるとても良い会場でした。
私を支えてくれたたくさんの方々のお陰で良い演奏になりました。
ありがとうございました。