今年4月の桜の会の写真がUPされました。
撮影は 毎回カメラマンとしてお手伝い下さっているスタッフの宮坂進さん。
同じく桜の会スタッフでもある このホームページの管理者松澤淳さんが 今度はまたまた新しく写真を更新して下さって とても見やすくなりました。
どうぞ ご覧ください。
日々思うことを気ままに綴ってみました。
今年4月の桜の会の写真がUPされました。
撮影は 毎回カメラマンとしてお手伝い下さっているスタッフの宮坂進さん。
同じく桜の会スタッフでもある このホームページの管理者松澤淳さんが 今度はまたまた新しく写真を更新して下さって とても見やすくなりました。
どうぞ ご覧ください。
昨日は、さわやかな初夏の陽気の中 台東区めぐりんバスに乗って下町散策。
上野から 懐かし芸大を眺めながら 大通りではなく比較的細い道を谷中へ。最近復活したというカヤバ珈琲店で これも昔のままというたまごサンドを食べました。素朴で丁寧な感じがレトロ。そこに今の若者のセンスも違和感なく寄り添っています。
大正5年の木造建築で谷中のシンボルでもありながら、平成18年やむなく閉店となったものの、昔の面影を残して再出発したそう。
私は こういう古い建物が大好きです。
そして、お向かいの旧吉田屋酒店。明治時代の酒屋が移築されたもの。格子のはまった帳場、昔のポスター、樽、秤……。
またバスに乗って、三崎坂商店街で下車。よみせ通り商店街を歩いて谷中銀座商店街をブラブラ。
バスに乗って、次に降りたのは浅草雷門前。
雑踏を避け駒形橋からオープンしたてのスカイツリーを眺めた後は 神谷バーで一休み。
またまためぐりんバスに乗り、もう一度上野から谷中へ。
夕方に夕焼けだんだんに行きたかったのですよ。
もう日が長くなって、まだ夕焼けに時間にはほんのちょっと早かったかな。
でも大満足の楽しい楽しい一日でした。
国立小劇場での文楽公演を見に行きました。
「傾城反魂香」 土佐将監閑居の段
竹本住大夫さんの語りと野澤錦糸さんの三味線が良かった。ツレ三味線もぴったり揃って、まるで一人で弾いているよう!スバラシイ。
「艶容女舞衣」 酒屋の段
たくさんの人形がそれぞれに役を演じているような不思議な感覚。
「壇浦兜軍記」 阿古屋琴責めの段
今回の目的はこれ。歌舞伎では 玉三郎の阿古屋が凛として美しかったけれど、文楽では何と愛らしいこと!
今回、琴・三味線・胡弓を弾く鶴澤寛太郎さんから学びました。
お琴を演奏している時に ガタンと音がしたので何かと思いましたが、彼は弾き続けています。と、すっと左手を右の袖に入れ 何かをしました。
弾いている途中でお爪が楽器に引っ掛かり その弾みで音がしてお爪が外れて飛んでしまった模様。
彼は慌てもせず、曲の頃合いを見計らい、ほんの僅かな音の隙間で、替えのお爪をはめたのです。その間僅か2~3秒ではなかったでしょうか。あまりに鮮やかで、お人形を見ていた人は気付かなかったことでしょう。
私は 今まで替え爪は左の袂に入れていました。
左の袖では、右手で取り出し 左手に持ち替え 右手の指にはめる。
右に入れておけば、左で取り出してすぐにはめられる!
ひと手間省け、速やかに演奏が出来るのです。
目から鱗が落ちるようとは 正にこの事!
感激の出来事でした。
もちろん これからは替え爪は右の袂に入れる事にします。
桐竹勘十郎さん操る阿古屋にも唸らされました。
寛太郎さんの奏でる音と、お人形の動きが完璧なまでにシンクロしている。
実に見事でした。
素晴らしい芸に出会えた幸せな4時間でした。