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湯島散策

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近くでは手に入らない山田爪の輪を探しに、昔良くお世話になった和楽器店の伏見屋さんを訪ねました。
ほぼ30年振り。
近くの湯島天神が梅まつりで、帰り道の方が時々お店を覗きこんで行かれます。
それもそのはず、このお店だけ半世紀前にタイムスリップしたような佇まい。
私も懐かしさいっぱい、でもうっかり写真を撮り忘れました。
お店を写しにまた伺いましょう。
今回は、湯島天神にお参りをして不忍池の弁天様にも行きましたが、ここは只今工事中だったので八橋検校の顕彰碑を撮りました。
芸大受験当日胃痛を堪えてお参りした事が思い出されます。

新春

信濃毎日新聞社主催の新春パーティがありました。
この時だけなのですが、毎年お会いする方々にまたお目にかかれ、終わった後のお茶の時間がまた楽しいものでした。
これから それぞれの活躍がまた始まるのでしょう。
また来年ね…と言いながら、帰路に着いた昨日でした。
思い返せば、先日亡くなられた平野さんがご紹介下さって このパーティに呼んでいただけるようになったのでした。
様々な分野でそれぞれが輝いている方々と出会える場は、実り多い
貴重な機会となっています。

まだ信じられず…

昨日 新聞の発表で知った訃報。
未だに、心が乱れています。
元平安堂会長平野稔さんには、お好きだった三味線音楽が縁で 一時期大変お世話になり、度々三味線を携えてお傍に伺ったものでした。
私がお会いするのは 必ずお酒を傍らにくつろがれる時で、相好を崩され柔和なお顔で私の三味線や歌を楽しまれていたお姿ばかりしか知らなかった頃のある時、お仕事に心捉われているようなご様子の大層厳しいお顔を垣間見 びっくりもしたものです。
私が思い出すのは優しいお顔ばかり。

出会ったのは、行く道に迷っていた頃の私。
甘えさせても甘やかしはしなかった。
その厳しい人となりが好きでした。
私は育てていただいたのです。
平野さんに喜んでいただきたくて ご所望の端唄や民謡を勉強した事が、結果私の芸の幅を広げる事となり、今 私の一部となりました。

自分の道を切り開くことが出来てからの最近の私、お年賀状での報告しかしていなかった事が悔やまれます。

必ず 弾いておくれと言われた「祖谷の粉挽き歌」を弾いて、ご冥福を祈るしかできないのですね。

お江戸日本橋

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来年の「桜の会」にお招きする一龍斎貞鏡さんとの打ち合わせも兼ね、お江戸日本橋亭での「貞山・貞鏡親子会」なる講談の会を聴きに行きました。
満員のお客様で、舞台から立ち見のお客様を心配する程の大盛況。
お客様の心をすっと掴んで楽しませてしまう柳家小菊さんの、巧みな話術に粋な俗曲。身を乗り出したくなるほど魅力的。
貞山さんは、綺麗な日本語で丁寧な語りが心地良い。
フレッシュでそして真摯な語りの貞鏡さんには、4月には光前寺で早太郎ものがたりを語っていただくのです。

この日、にんべんのだし場(Dashi Bar)で鰹だしと鰹こんぶだしを飲み比べ、老舗木屋で欲しかった爪切りを買い、濃い時間を過ごしたのでした。

なかよし

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出窓から仲良く外を眺めるトトロとスヌーピーともう一匹(名前が分からない)
お隣の坊や達 気がついてくれたかな?