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高校生

毎年この季節は 高校での実技指導の授業を受け持っています。
今日からほぼ2ヶ月の間 伊那北高校音楽選択の女子3名に日本音楽として三味線を、その後は 辰野高校で男女十数名に筝を、それぞれ数時間のカリキュラムで行なう予定。はちきれそうに元気な高校生を前に、いかにこの楽器の魅力を伝えようかと毎年苦心していますが、彼ら彼女らの屈託の無い笑顔に出会えば こちらも元気になれる気がしてがんばっちゃいます。 

茅野伝統文化こども教室 

今月から始まった茅野伝統文化こども教室をお手伝いする事になりました。
来年2月10日には 同時進行の日舞と発表会。10回の講習で 長唄の「松の緑」(抜粋)を弾けるようにしなければなりません。
一回目の9/22、三味線に初めて触れる10~13歳の生徒達の興味を どれだけ持続させる事が出来るか…手探りで始めましたが、予想外に子供達はやる気満々!
次回が楽しみになりました。

一段落

「白百合」の録音に向け その一曲に専念していたひと月でした。
無事仕上がった一枚のCDを、先程モナコへ送り出したところです。
音響に関して 私の演奏をいつも陰で支えてくれている腕のいいエンジニアが 今回も頼もしく立ち会ってくれたので、録音の方は安心してお任せできました。
待っていたように、来月からまた忙しいスケジュールとなります。
おあずけにしていた お正月用新曲にも取り掛からなければ…

昨晩は仲秋の名月でした。中空に煌々と輝くお月様は、時をずらしてモナコの街も照らしていたのですね。

世界とつながる

先日 このホームページを通じてある方からメールをいただきました。
遠くモナコにお住まいだそう。ご自分が舞う東明流の曲を録音して欲しいとの事、まず私の演奏で満足していただけるのか このHPの「サウンド」を聴いていただきました。
インターネットの力って素晴らしいですね。私の演奏が世界のどこかで聴かれているんですから。
他の曲はさておいて、30年前に習った譜面を引っ張り出し 毎日こればかり練習しています。まるで神様がこの仕事に集中しなさいと仰っているように、来月は一ヶ月「いしだ」の演奏もお休みとなったので 充分時間が取れて良い演奏が出来そうです。

桜の会Ⅲ

無事 終えられました。
何と素晴らしい幸福な時間だったことでしょう。
茂山茂さんの「早太郎ものがたり」は秀逸でした。
これ以上の「早太郎ものがたり」はないでしょう。
録音を聴いて 自分の演奏だという事も忘れて 涙が溢れました。
小舞を舞う茂さんも素敵でした。
そして三絃歌曲集も まんざらではありませんでしたょ。

作曲の大史さんから電話をいただきました。昨年京都公演の後 大史さんに連れて行っていただいた祗園の「たかし」と言うお店のオーナーから電話があったとのこと。今日お店に来たお客さんが 長野で良い演奏会を聴いてきたと話してくれたそうな…。プログラムを見れば 藤井大史の名前。びっくりしてすぐ電話をしてきたという話。何と言う巡りあわせ。嬉しい限りです。

色々な見えない力に導かれ 舞台を務める事が出来ました。
そして 力になってくれた皆さんに感謝。 ありがとう!